「安全のために」スマホを与えるということ

この記事は「子供/保護者」×「オンラインコミュニケーション」 Advent Calendar 2016の14日目の投稿です。

 

 

他の日の方も、そうそうたる面々ですので是非リンク先からご覧ください。


 

初めましての方もいらっしゃると思うので初めまして。

情報モラルの啓発活動を関西発でしている石川 千明です。

よろしくお願い致します。 

 

さて、今回は保護者向けの講座の質問でいただく

 

 「安全のために子どもにスマホを持たせたいのだけど・・・

 

という事について、いい機会なので書いてみようかと思う。

 

まずは前提として、

 

スマホは便利なツールだけど、子どもの安全を保証するものではない。

スマホを持たせたとしても、子どもの命を守ることはできない。

 

と、いうこと。

 

LINEで既読がつけば、SNSでレスがあれば、何となくその辺にその人がいるように感じてしまう。

SNSはそんな不思議な感覚を得てしまうところではある。

 

友達ならそれもいいかもしれない。

 

でも我が子にそれを感じてはいけない。

 

誰かにそのスマホが奪われていたら?

そう考えると既読がついても生きてる証拠にはならない。

 

 

先日も保護者からこんな声を聞いた。

 

 

「中学生の子どもが家出をしてますがLINEでは返事するように言ってます。それは守っているので大丈夫です」

 

イエデシテルケド

ラインデキドクガツクカラ

ダイジョウブ。

  

一瞬、理解できなかった。

 

 

子どもはそんな親に落胆してないか?

 

『うちの親は自分が家にいなくても平気なんだ』って、子どもは寂しい気持ちになってないのか?

 

 

子どもは目の前で、息をしていて、それでやっと生きていることが確認できる。

そんな当たり前のことを忘れてしまってはいけない。

 

スマホの便利さに胡坐をかいて子どもと向き合うことを忘れてしまわないように。

 

これを読んでくださったら、どうぞ目の前の子どもを抱きしめてあげてください。

 

 

おわり

 

 

 

 

最後になりましたが毎年素敵な機会を与えてくださる「子供とネットを考える会」の中の人に感謝を込めて♡

 

すべての人にメリークリスマス☆ 

 

chiaki