中3 受験生、アプリの断捨離

6月のある日。

仕事が終わり家に帰ると、息子(中3)が「ボクのスマホ見て」って持ってくるので見たら、あら画面がすっきり。

 

私 「どしたん?」

息子「受験に向かってクラスでアプリの断捨離をしようという事になってん!」

私 「ほー」

息子「2年くらいかけて育てたパズドラをIDの記録ごと消した子もおるんよ

   モンストもツムツムも消してんて。

   ボクもだいぶ消したけどMinecraftだけは残してるねん。」

 

見ると画面には勉強系のアプリが並んでいて、動画系も消してる。

動画系もヤバいと思ったらしい。 

 

息子のiPhoneは私のappleIDで使っていてアプリは許可制。   

機能制限を厳しめにしているのでapp storeも画面にはない。   

念のため、万が一勝手に入れたら私のiPhoneにも同期されるようになってる。      

 

・・・まぁ、過去にいろいろあったらしいことは推測できるでしょう(笑

親子でルール作りをしながらも紆余曲折ありました( ´ ー `; )

 

今年4月に息子の学校で講演をしたあとに、学校では修学旅行にスマホの持ち込み禁止が決まったり(去年までは自由) LINEが夜中にくるのが少なくなったり、その後、今回のアプリの断捨離が起き 

・・・ 学校にも、子どもにも少し変化が見られました。(素晴らしい)

 

子どもには「正しく怖がらせて、賢く使わせる」  これはいつも竹内和雄先生が仰っていることなのですが、眉唾なこと、その場限りの事を言って恐ろしがらせても意味はなく、どうすれば子ども自身が動きだせるようなアプローチができるか・・・それが啓発活動での肝です。

 

ルールづくりはその場限りであっては意味がない。

 「なぜルールが必要なのか」  

子ども自身が気づき、(大人と一緒に)考え、子どもが納得した上で、自分や友達を守るためのルール作りをして守る。  

ルールが守れなかったときは、何が原因か考え、もう立ち返りやり直す。その繰り返しが必要です。

 

そして大人自身もルールづくりまではいかなくても、スマホとの付き合いかたについて、今一度立ち止まって考えてみなければいけない時が来てるように感じています。   

 

大人が変われば子どもは変わる。大人の使い方が子どもの手本です。

 

今回のアプリの断捨離のように、子どもたちが自発的に時間やスマホの使い方のことを考え、行動できたことホントすごいなぁと。

私自身、啓発活動を続けてきて嬉しかったエピソードのひとつになったので今年のアドベントカレンダーでご紹介させていただきました。

 

 

最後にまさに蛇足になりますが・・・私もアプリの断捨離を試みてみました。 ・・・が、どうしてもツムツムとパズドラが消せません(涙) ・・・精進します。